アシックスジャパン株式会社様 導入事例
商品情報をExcelからHANABI Dataへ 属人化からの脱却とデータ活用基盤の構築
アシックスジャパン株式会社様
業務内容
・アシックス製品の国内販売
・直営店の運営
利用用途
・商品情報管理
・画像管理
・アシックス製品の国内販売
・直営店の運営
利用用途
・商品情報管理
・画像管理
日本発のグローバルスポーツブランドとして、パフォーマンスの追求だけでなく人々の心身の健康をめざす「アシックス」。アシックスブランドのスポーツ用品等に関して、日本国内での販売を手掛けるのがアシックスジャパン株式会社様。
同社では、増え続ける商品情報をExcelで管理していました。しかし、その管理は限界に達していました。その解決策として選ばれたのが、株式会社エルテックスの商品情報管理(PIM)システム「HANABI Data」です。
なぜHANABI Dataだったのか。導入によって、煩雑を極めた業務はどのように変わったのか。そして、データ活用で見据える未来とは。オペレーション統括部 統括部長の臼井聖児様にお話を伺いました。
同社では、増え続ける商品情報をExcelで管理していました。しかし、その管理は限界に達していました。その解決策として選ばれたのが、株式会社エルテックスの商品情報管理(PIM)システム「HANABI Data」です。
なぜHANABI Dataだったのか。導入によって、煩雑を極めた業務はどのように変わったのか。そして、データ活用で見据える未来とは。オペレーション統括部 統括部長の臼井聖児様にお話を伺いました。
課題:Excel運用の限界、6人がかりの“つなぎ合わせ”作業が発生
―― HANABI Data導入前は、どのような課題を抱えていらっしゃったのでしょうか?
臼井様:弊社が扱うシューズ、アパレル、グッズといったスポーツ用品全般の商品情報をExcelで管理していました。しかし、その管理は限界に達していました。
問題の根幹は、商品情報が一元管理されておらず、様々な場所にデータが散在していたことです。元となるデータを作成する担当者だけでも約100人おり、それぞれが作成した商品データが各所に保存されている状態でした。
特に大きな課題は、それらの散在した商品情報を“つなぎ合わせる”作業を専門で行う6人のチームが複雑で属人的な作業を行っていたことです。彼らは多くの時間を費やして、各ファイルから必要な情報を集め、一つのデータに統合していました。
また、販売代理店様など、取引先への情報提供も大きな負担でした。取引先毎に商品マスタのフォーマットは異なります。その都度、複数のExcelファイルから該当商品を抽出し、Excelの関数を駆使してデータを整形・変換するという手作業が発生しており、多大な工数と常に隣り合わせのミス発生のリスクを抱えていたのです。
商品画像についても、DAM(デジタルアセットマネジメント)システムで管理はしていましたが、結局そこからデータをダウンロードし、OneDriveにアップロードし直して関係者に共有する、といった二度手間が発生していました。まさに、あらゆる商品情報がバラバラに管理されている状態だったのです。
商品画像についても、DAM(デジタルアセットマネジメント)システムで管理はしていましたが、結局そこからデータをダウンロードし、OneDriveにアップロードし直して関係者に共有する、といった二度手間が発生していました。まさに、あらゆる商品情報がバラバラに管理されている状態だったのです。
アシックスジャパン株式会社
オペレーション統括部 統括部長 臼井聖児様
オペレーション統括部 統括部長 臼井聖児様
選定理由:取引先毎のフォーマット変換機能と「ECのプロ」への信頼
株式会社エルテックス
AIイノベーション室 室長 花井
AIイノベーション室 室長 花井
―― HANABI Dataを選定された決め手は何だったのでしょうか?
臼井様:ポイントは3つあります。
1つ目は、取引先毎のフォーマットに変換できる柔軟性です。これは最も重視したポイントでした。手作業で行っていた変換作業を自動化し、工数を削減できる点に大きな期待を寄せました。
2つ目は、エルテックスさんが長年ECサイト開発を手掛けてきたという実績です。私たちは単なるツールが欲しかったわけではありません。ECサイト運営の知見を持つエルテックスさんであれば、商品情報をどう管理すればECで売上を最大化できるか、という視点でご提案を頂けると感じました。私たちが抱える悩みに対して的確なアドバイスをくれるパートナーとして信頼できると考えたのです。
3つ目は、直感的で優れた操作性です。HANABI Dataは、ITに不慣れなメンバーでもマニュアルを見ずにすぐに使えるほど、ユーザーインターフェースが分かりやすい。全社的に利用を広げていく上で、誰でも簡単に操作できる点は非常に重要でした。
花井:弊社のECサイト開発実績も選定理由の1つだったのですね。HANABI DataはECサイト開発経験を持つメンバーが開発したシステムですので、ECサイト運営を考慮した開発には自信があります。これからもECサイトに関する知見を活かした機能追加を行っていく予定です。
効果:属人化からの解放と、営業部門も活用する「データ活用基盤」へ
―― HANABI Dataを導入されて、どのような効果を実感されていますか?
臼井様:まず、長年の課題だった商品情報の一元管理が実現できたことが最大の成果です。あのバラバラだった情報がHANABI Dataという一つの場所に集約されたことで、「どこに最新情報があるのか」と探す無駄な時間がなくなりました。そして、これまで6人がかりで行っていた“つなぎ合わせ”の作業が、取引先毎のフォーマットに変換できる機能によって大幅に効率化されました。
現在約80人が利用しており、今後さらに増えていく見込みです。特筆すべきは、これまでこうしたシステムに馴染みのなかった営業職のメンバーが活用できる点です。彼らが正確な商品情報を即座に参照できるようになることは、組織として大きな変化だと感じています。
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評価:期待の一歩先を行く、カスタマーサクセス
―― エルテックスのサポートはいかがでしょうか?
臼井様:非常に満足しています。こちらから要望を伝えると、とにかく対応がスピーディで、待たされていると感じたことがありません。
素晴らしいのは、単に言われたことをこなすだけでなく、私たちの意図を汲み取り、一歩先を読んだ提案をしてくれることです。「こういうことがしたい」と伝えると、「それなら、将来的にはこういうことも可能ですよ」と、私たちの業務やゴールを深く理解した上で対話ができる。だからこそ、安心して任せられますし、頼もしいパートナーだと感じています。
展望:業界全体の生産性向上と、AIが進化させる未来
―― 今後、HANABI Dataにどのようなことを期待されますか?
臼井様:大きく分けて2つあります。
1つ目は、HANABI Dataというプラットフォームが、業界のスタンダードになることです。HANABI Dataを導入する企業が増えれば、スケールメリットが生まれます。私たちも知見を提供しますし、他社様の知見もシステムに組み込まれることで、スポーツ用品業界全体の生産性向上につながるのではないかと期待しています。
2つ目は、AI機能のさらなる進化です。例えば、AIが商品説明文をターゲットに合わせて最適化したり、表記ゆれを自動で統一したりする、あるいは弊社のシューズにある「後継モデルにはこのタグを付ける」といった複雑なルールをAIが自動でチェックしてくれるようになれば、業務はさらに効率化され、品質も向上するはずです。エルテックスさんはECだけでなくAIに関する知見も豊富で、AIの最新動向を把握されているので、新しいAI技術が出たとき、素早くご提案を頂けるのではないかと感じています。
花井:HANABI DataはエルテックスのAIイノベーション室という部門で開発をしておりまして、毎日、最新のAI動向をリサーチしています。新しい技術を活用してお客様に貢献したいという想いを持ったエンジニアばかりですので、ぜひご提案させていただきたいです。
臼井様:エルテックスさんと共に、HANABI Dataを進化させ、データ活用の新たな可能性を切り拓いていきたいですね。
臼井様:エルテックスさんと共に、HANABI Dataを進化させ、データ活用の新たな可能性を切り拓いていきたいですね。
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